柑橘ポリフェノール ヘスペリジン

このサイトでは、冷えやめぐりに効果のある柑橘ポリフェノール“ヘスペリジン”についてご紹介します。

冷えの原因は血行不良にあり!?血流を改善してくれる“ヘスペリジン”

「冷えは万病の元」なんていいますよね。
身体が冷えると免疫が落ち、体調不良につながることも。これは、冷えの原因の1つが血流にあるから。この「冷え」と「血流」の問題に効果を発揮するのが、柑橘由来のポリフェノール“ヘスペリジン”です!
みかん
みかん
イラスト 医師

「冷え対策」に柑橘ポリフェノール“ヘスペリジン”

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じつに、女性の4人に3人以上が冷えを実感!

女性は、一般的に男性に比べて筋肉量が少ないので、冷えを感じることが多いといわれています。

じっさい、冷えを実感している人はこんなにも

“ヘスペリジン”で手足の冷えを感じにくくなりました

普段から足の冷えを感じる人を対象に行ったテストで、ヘスペリジンを摂ると冷えの自覚症状が和らぐことが確認されました。

冷え性の自覚症状の変化

“ヘスペリジン”が血流を改善するメカニズム

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“ヘスペリジン”が冷えを抑えるのは、血流を改善するから!
めぐりを良くして、健康体を手に入れよう。

どうして“ヘスペリジン”で血流が良くなるの?

“ヘスペリジン”は、血流を改善します。
血流=めぐりが良くなると、熱が手先や足先など、身体のすみずみまで運ばれ、体温が維持されます。

血流を改善する働きは2つ。
ひとつは、血管を広げてくれるNO(一酸化窒素)という物質を作るから。
もうひとつは、自律神経へ働きかけ、リラックスモードを作るから。
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血のめぐりは、健康ライフの要

“ヘスペリジン”の健康価値はほかにも

みかんイラスト

“ヘスペリジン”の健康価値はほかにも

いままで見てきた“ヘスペリジン”、名前も働きも一見、薬みたい。

でも、違うんです。

ヘスペリジンは、柑橘類に含まれるポリフェノールの一種。
たとえば、日本人が大好きなみかんにもヘスペリジンはこんなに含まれています。

ヘスペリジンの含有量(温州みかん各部位100g中)
出典  前田久夫他 1985 日食工誌32(3) p.202 - 207
コラム
まるごと焼くだけ!おいしさアップ!!「焼きミカン」
みかんイラスト
みかん写真
みかん写真

東北地方や西日本のご出身の方は、焼きミカンに馴染みのある方も多いかもしれません。焼きミカンが作られるようになったのは、凍ったミカンを解凍するため、またはまだ青いミカンの甘さを増すための工夫であったといわれています。

その中で、焼きミカンが伝統行事に取り入れられている地域があります。それは香川県で行われている「おみかんやき」という行事です。おみかんやきは、1年間身につけたお守りや、家を守ってくれたお札、神具などを焼納(火で燃やすことによって神様の元へお返しすること)し、その炎でミカンを焼きます。この時に焼いたミカンを食べると、来年も病気をすることなく健康に暮らすことができるといわれています。

焼きミカンを食べることで無病息災を祈るおみかんやきは、ヘスペリジンの効能が明らかになっている現代ではとても合理的な行事ですが、昔の人々は「暮らしの知恵」として、この行事を考案したのかもしれません。

焼きミカンの作り方はとても簡単で、皮をむいていない丸ごとのミカンを、ストーブやトースター、またはフライパンで7~10分ほど焼くだけ。表面に少しずつ焦げ目がついてくると、焼きイモのような甘くて芳ばしい香りがただよってきます。

温かくなったミカンを手で転がしつつ焦げた皮をむいていくと、ホクホクと上がる湯気の中から果実が姿を見せます。
一房口に運んでみると、いつも食べている生のミカンよりも甘くジューシーになり、とてもおいしくなります。

また、ヘスペリジンが多く含まれている皮の部分も、焼く前にしっかりと洗うことによって、食べることができます。

いつものミカンをもっとおいしくさせる一工夫、私たちも焼きミカンを食べて、心身ともに温まりたいものですね。

三角
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“ヘスペリジン”応援団からのエール

これまでご紹介してきたように、ヘスペリジンは、大変魅力的な栄養成分ですが、このヘスペリジンを応援している研究者が、東京大学大学院 名誉教授・特任教授で農学博士の阿部啓子先生です。

阿部啓子先生
東京大学大学院
農学博士の阿部啓子先生
A ヘスペリジンについては、様々な研究がなされていると思うのですが、ヘスペリジンの魅力は何でしょうか?
先生 ヘスペリジンの魅力は、その安全性と、機能性にあると思います。
A まずは安全性について教えてください。
先生 ヘスペリジンはみかんなどの柑橘に含まれる栄養成分ですので、長い歴史のなかで、人がたくさん食べてきました。
安全であることは、食経験が証明しています。
A たしかに、みかんは日本人がもっとも食べる果実のうちの1つですね。
オレンジやはっさく、文旦など、私も柑橘が大好きで、子どもの頃からよく食べています。
では、機能性についてはいかがでしょうか。
先生 多くの研究からヘスペリジンが身体に与える機能性のエビデンスが明らかにされています。
とくに2つの機能が注目されています。そのひとつは、冷えや血流の改善機能で、ヒトの試験で好結果が出ています。
A マウスの試験だけでなく、ヒトでの試験が行われていると信頼感だけでなく、安心感も増しますね。
先生 もうひとつには、抗酸化機能です。
ヘスペリジンは他の多くの野菜や果実のポリフェノールと同様あるいはそれ以上に抗酸化作用があります。これはとても重要な機能です。
A 他にも、期待される機能はありますか?
先生 ストレスを緩和するなど、精神的な面でも作用が確認されています。
なぜそのような結果が出るのかについては、更なる研究が必要ですが、普段から継続的に摂取することで、心身ともに健康な状態を保つことができる・・・、ヘスペリジンには、そんなすごい働きがあることが分かってきています。
A 身近な柑橘類に含まれる成分が、こうも多くの機能を持っていることに驚きです。
先生 柑橘類が、長年に亘り、私たちの健康を守ってきてくれたと思うとすごくありがたいことだなと、思います。
A そうですね!
なんだか、愛おしくも思えてきます。
先生 私は、「食品」の健康機能性について研究をしていますが、薬が特定の症状に強く作用するのに対し、「食品」は、ヒトの体質や基礎的な機能改善にやさしく影響します。
A 毎日の食習慣が、健康体を作るということですね。
先生 そのとおりです。
ただ、今回のヘスペリジンを含む柑橘類もそうですが、旬という季節性や一度に食べられる量の問題もあるので、必ずしも食品だけから十分な量を摂れるとは限りません。
A 確かに、みかんは好きですが、毎日、継続的に何個もみかんを食べるのは、なかなか難しいです。
先生 そうですね。
なので、ときには、サプリメントなどを活用し、継続的にヘスペリジンなどの食品機能成分を摂ることで、健康で活動的な毎日を送っていきたいですね。
A 最後に、私たちの健康を守るヘスペリジンにエールの言葉をお願いします。
先生 「食」の世界はおもしろくて、同じ栄養でもヒトによって合う、合わないのはなぜかを究明することに興味を持っています。
ヘスペリジンは、日本人になじみ深い、みかんなどの柑橘類に特徴的な栄養です。
ですので、日本人の身体にあった栄養だと考えられます。
ヘスペリジンには、日本の健康をまもる代表的な成分として、私たちの“Quality of Life”の向上を支えていると確信しています。
A ヘスペリジンが日本の健康を支える、、、大きな使命がありますね。
先生、本日はありがとうございました!